作業活動により心身機能の回復を目指す、精神医療のひとつです。
(英語でオキュペイショナルOccupational セラピーTherapyと言います。頭文字をとってオーティーOTと呼ぶことが多いです)
入院しているとこのような悩みがあらわれると思います。
作業療法では様々な活動を手段として、皆様の問題点を解消していきます。
心と身体のリハビリです。
例えば、絵画、書道、和紙工芸、木工、革細工、籐(細い竹のような)カゴ作り、編み物、刺し子、文字を書く練習、プラモデル、ジグソーパズル、園芸、軽運動、カラオケ、調理活動、映画鑑賞、レク、ゲームなどなど他にもたくさんあります。疲れている時にはゆったり音楽を聴いて過ごすことも出来ますし、仕事で使うワード・エクセルなどのパソコンの練習をすることも出来ます。
※完成した作品は基本的には持ち帰って構いませんが、種類によっては退院まで病院での預かりとなる場合もありますのでご了承ください。
※時期により行っていないプログラムもございます。
午前中は9:30から、午後は13:30から2時間程度行っています。病棟によって活動曜日が異なりますので、詳しくは作業療法スケジュール表をご確認ください。場所は4階の作業療法室で行います。
※活動の内容によってはその他の場所を使用することもあります。
当院に入院中の方が対象となります。まずは主治医の許可が必要です。疾患や体調によっては参加出来ない場合もあります。よくわからないので一度見学だけでもしてみたいという方は、担当の先生、作業療法士、看護師に一声おかけください。※外来作業療法は現在行っておりません。ご了承ください。
作業療法は治療の一貫として保険診療となります。各種保険、生活保護法などが適用となりますので、人により自己負担額は変わります。※ 活動で使用する材料費や道具代の負担はかかりません。
ただ楽しんで終わるだけの活動ではなく、治療の一手段と考えています。集中力を養う、交流能力を深める、高齢の方では前頭葉を使うことで認知症の予防とするなど、集団の中でも個々の目標を明確に共有し、ステップアップしていくことを目指します。
スタッフ:作業療法士2名(男性1人、女性1人)